AZURUZAは心の風景です
子供の頃に見た夢の様な光景です。
麻の茎を矢にして、手作りの弓で、まっすぐ、空に向かって打ち放つと、一瞬、真っ白な矢は深い青空に溶け込んで見えなくなります。
からからに乾燥した軽い矢はやがて、白く、斜めに落ちてきます。
その瞬間にazuruzaがあります。
紺碧(azur)に消える真っ白な弓矢。それがazuruzaの始まりです。
その感覚がなにか、未だに掴みきれませんが、いつかたった一枚の写真に写そうと思っています。
ヨーロッパだけでも数十万キロを車で走ってきました。 旅の途中、リビエラ コート・ダジュール コスタ・ブラバと何度も走った。
抜ける様な青空に出会った時の華やぎは、都会が近いせいか南国のそれとは違った開放感があります。 Bleu bleu est Le ciel bleu.....,SanRemo Cannes ST-Tropes, Côte d'Azur 青、碧、azur。
何時しか語呂合わせのように「回文」AZURUZAを青色の代名詞にしました。
小学生のころ、学校から家に帰る途中、道とも言えない山道を通ったことがある。
その時の記憶も鮮明に残っている。 小枝が邪魔だったのか、頭をかがめながら顔を右上に見上げた。(右上という記憶になっている) 新緑の若葉と2、3輪の赤い山ツツジが鼻先にあった。その時も枝葉を透けて真っ青な空だった。
新緑の息吹も、ヤマツツジの匂いもあったはずなのに、
今は色のイメージだけが強く残っている。
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